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ハンディファンを使っても全然涼しくない理由と解決策

ハンディファンを使っても意外と涼しくないと感じることがあります。その原因と解決策を分かりやすく解説します。

ハンディファンが涼しくない理由

体温より気温の方が高いと効果がない

ハンディファンは体に風を当てることで、体が持つ熱を空気中に捨てることで涼しさを感じられるものです。体温や体表面の温度と気温の間に温度差があれば、熱エネルギーの移動が起こることで涼しくなります。

ですが昨今の異常な猛暑では最高気温が体温を超える日も珍しくありません。体温より気温の方が高い日は、いくらハンディファンで風を当てても体から熱が逃げていくことができないため、涼しさを感じられないというわけです。

異常高温時はむしろドライヤーになってしまう

体温よりも気温の方が高い環境でハンディファンを使うと、ドライヤーと同じ効果を生みます。涼しくなるどころか逆に暑くなり、熱中症のリスクを高めると注意喚起がされています。温風を当てているのと同じことです。

天気予報で発表される最高気温などの気温は、直射日光が当たらない日陰で計測された数値です。天気予報の最高気温が35度以下でも、直射日光が当たる環境では気温が体温を超えている可能性があります。特に屋外ではハンディファンを使って「涼しくない」と感じたら使用を直ちにやめましょう。

ハンディファンを涼しく使う方法

遮光日傘といっしょに使う

特に屋外で使用する場合は、直射日光により気温が上昇します。日傘、特に遮光や遮熱を謳ったものを使うことで直射日光を遮り、気温を下げる効果が期待できハンディファンの効果を高めることができます。

tenki.jpが行った実験によると、日なたでの計測では日傘を使用した方が気温が約4度低下したといいます。更に裏地の遮光率「100%」とされている日傘では、更に約1度低下したそうです。

私は楽天市場で買った遮光の日傘を使っていますが、つくりもしっかりしていて気に入っています。

濡れタオルと組み合わせて使う

水道水は真夏でも約26度(東京都水道局しらべ)と、気温や体温と比べて温度が低いです。水道水でタオルを湿らし、首の周りに巻くことで冷たさを感じることができます。

更に濡れタオルには気化熱による冷却効果も期待できます。気化熱とは、液体が気体に変わるときに周囲から熱を吸収する作用のことです。テレビ朝日の調査によれば、気温34度の環境で濡れタオルを首の周りに巻くことで首の周りの温度が30.9度まで低下。更に扇風機の風を当てることで27.4度まで低下しました。

濡れタオルとハンディファンを組み合わせることで、強力な冷却効果を期待できます。濡れタオルは一定時間ごとに冷たい水道水で濡らし直すことで、効果をより持続させることができます。

首や背中に風を当てる

首や背中には太い血管が通っているため、ここに効果的に風を当てることで体全体を効率よく冷却することができます。注意点としてはハンディファンに髪の毛が巻き込まれる事故が後を絶たないので、髪が長い方は注意が必要です。

ハンディファンの風を顔に当てて使用している光景が街でよく見られますが、顔よりも首に当てるように心がけてください。私は自宅でテレワーク中にハンディファンを扇風機代わりによく使用していますが、顔に当てると意外とドライアイが強烈で、目が痛くなったのでその点でも顔ではなく首に当てることをおすすめします。

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