ハンディファンは実際、何時間程度使えるのか。実測した結果を交えながら解説します。
ハンディファンは何時間使えるのか
カタログスペックは?
各社製品のカタログ値を見てみましょう。
製品名 | 連続使用時間 |
---|---|
リズム時計 9zf036 | 0.5~10時間 |
無印良品 MJ-HF2 | 最大12時間 |
無印良品 MJ-MH1 | 1~6時間 |
Francfranc | 2~9時間 |
売れ筋のハンディファンのスペックはこんな感じです。
強風だと1時間前後、弱風だと10時間以上使えるものもあります。ハンディファンの中でも「中型」以上のものであれば、室内で使う分には弱風でも十分な風量があります。屋外での使用に関しては、環境によっては強風モードでないとあまり涼しくないというイメージです。
実測した結果
リズム時計 9zf036を購入したので、連続使用時間を実測してみました。購入後1ヶ月以内のほぼ新品の状態で、フル充電からファンが停止するまでの時間を計測しました。
風量 | 実使用時間 | カタログ値 |
---|---|---|
弱 | 11時間23分 | 10時間 |
中 | 6時間22分 | 5時間 |
強 | 2時間25分 | 2時間 |
ターボ | 59分 | 0.5時間 |
いずれもカタログ値を大幅に上回る時間、使用することが出来ました。
私は普段、自宅で扇風機代わりに最小風量で使用していますが、バッテリーが11時間も持てば充電は一日一回で問題無く足りるので、便利です(自宅で使う際は充電器に繋げたまま使うことも出来ます)
関連記事:リズム時計のハンディファン9zf036の実機レビュー
バッテリーの劣化はどう?
ハンディファンが内蔵しているリチウム電池は、繰り返し充電するごとに徐々に溜められる電気の量が減っていきます。概ね、「フル充電」を300~500回行うと、新品の時と比べて80%程度の容量に減ります。
充電した回数ではなく、「フル充電」を行った回数でカウントする点がポイントです。例えば残量50%から100%までの充電を2回行うと「フル充電1回」とカウントします。80→100%の充電(20%分)を5回繰り返すと、フル充電1回分になります。
また、充電可能回数は「新品の時の80%以下の容量まで減る」目安なので、例えば新品の時に10時間使うことが出来ていたハンディファンであれば8時間程度使えるはずです。
6~9月末まで毎日(90日)フル充電を繰り返しても、バッテリーは少なくとも3年以上は余裕でもつ計算です。
ハンディファンを長く使うコツ
風量を抑える(適切な風量に)
今回行った実測テストでも、最も弱い風量では約11.5時間使えたのに対し、最も強い風量では約1時間しかもちませんでした。風量の大きさが使用時間の長さと反比例すると言えます。
使用するシーンに合った風量設定で使うよう心がけることで、より長い時間使用することができます。
モバイルバッテリーから給電しながら使う
今回テストしたリズム時計 9zf036のように、充電しながらファンを動かすことができるハンディファンもあります。例えばスマホなどに使うモバイルバッテリーから給電しながらでも、使うことが出来ます。
ハンディファンが内蔵しているリチウム電池の容量は2000mAh程度です。それに対しモバイルバッテリーは5000~15000mAh程度と、数倍以上あります。モバイルバッテリーから給電しながら使うことで、長時間の連続稼働が可能です。