着るクーラーはランニング時にも使えるのか、着るクーラー4機種を所有する私が実際にランニング時に使ってみた結果をまとめます。
着るクーラーをランニング時に使ってみた結果
結論:使えない
結論を言うと、使えませんでした。
今回、ソニーのレオンポケット2を装着して15分ほどランニング、続いてクールダウンも兼ねて10分ほどウォーキングをしましたが、ランニング時には使えないという感想です。
レオンポケットは首周りにネックバンドで装着して、背中の首下付近に冷却プレートを密着させることで冷たさを感じられるものです。ですがランニングをするとこの冷却プレートが背中から離れてしまうため、せっかく冷却プレートが約21度まで冷えてもその冷たさを皮膚に伝えることが出来ませんでした(ランニング時)
走ると「浮く」
走る動作を行う際、両足が地面から浮きます。この浮いた状態から地面に着地するまでのほんの一瞬に、着るクーラーの冷却プレートが皮膚から離れてしまうことが分かりました。
「この両足が地面から浮いた状態→着地」という一連の動作は、一瞬のものではありますがランニング中、絶えず繰り返されます。絶えず繰り返されるため、1回1回が「一瞬」であってもそれが積み重なることで長時間、冷却プレートが皮膚から離れた状態となります。冷却プレートが皮膚と密着していなければ、着るクーラーを装着しても涼しさを感じることは出来ないため、結論としては着るクーラーをランニング中に使用しても「涼しくない」という結論になります。
ちなみに、ウォーキング程度の強度であれば問題無く使用することが出来ます。実際、私は毎週1回、2時間ほどウォーキングをしますがズレずに使うことができます。また、私はやったことはありませんが、ゴルフ場をラウンドしながらプレイする分にも問題無いでしょう。
ランニング時にはクールリングがおすすめ
ランニング時に使うなら、クールリングをおすすめします。
28度で凍結するPCMという素材が入ったリングを首に巻くことで冷たさを感じられるという商品です。28度と、氷や保冷剤と比べると温度はだいぶ高いですが、体温より8度程度低い温度なので熱が奪われることで「ほのかな」冷たさを感じられるという商品です。21度で凍結するタイプはより強い冷却感を感じることが出来ます。
実際にクールリングを装着して15分のランニングを行いましたが、着るクーラーと違ってランニング時にもズレることなく、冷たさを感じることが出来ました。ランニング時に使うならクールリングをおすすめします。
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