クールリング(アイスリング)の使い方を、まだ使ったことが無い人に向けてわかりやすく解説します。
関連記事:クールリングの比較
クールリングを使う準備
クールリングの中にはPCMという素材が詰められています。このPCMという素材は、28度もしくは18度以下で凍結する性質を持っています。
クールリングを使う下準備として、28度以下の場所に製品をしばらく置くことで本体を凍結させる必要があります。冷凍庫はもちろん、冷蔵庫でも構いません。また、東京都水道局のデータによれば都庁周辺の水栓から出る水道水の平均温度は、1年の中で最も温度が高くなる8月でも平均26.9度とされているので、一般的な温度の水道水に浸けても凍結します(28度で凍結するものであれば) 常温でも凍結する場合があります(室温26度の部屋で一晩かけて凍結)
凍結する温度は製品によって異なりますが、一般的なクールリングの多くは28度もしくは18度で凍結するものが多いです。
凍結すると中のPCMがシャーベットのように固くなるので、固くなったら凍結が完了したことになります。製品や使用する冷凍庫にもよりますが、冷凍庫であれば30分少々で凍結が完了します。なので長時間連続で使用したい場合は、クールリングを2つ用意しておけば交代で使うことが出来る計算です。
関連記事:クールリングの比較
クールリングの使い方
首元に装着する
凍結したクールリングは首元に装着することで、冷たさを感じることができます。
首元に装着する理由としては、首元の直下には多くの血液がゆっくりと流れているため、この箇所を冷やすことで効率よく冷たさを感じることが出来るからです。熱中症で倒れた人への処置としても、首元などに氷枕などを当てると良いとされています。
クールリングの本体は柔らかい素材で出来ているため、使う人それぞれの体の形に合うように形を変えて使うことができます。一定のサイズがあるので購入時に注意が必要ですが、サイズさえ合っていれば多くの人の身体にフィットします。
場所を選ばず使えます
凍結したクールリングを用意すれば、場所を選ばず屋内でも屋外でも利用することができます。本体は100g前後と軽量なので、ランニングなどの運動時にも使うことが出来ます。
再凍結には冷蔵庫や冷凍庫、あるいは流水や氷水が必要ですがそれさえ用意できれば場所を選ばず使うことが出来る製品です。
繰り返し使えます
アイスリングで使われているPCMは、何度でも凍結・解凍が可能です。繰り返し利用できるのでエコで経済的です。
長期間使っていると本体が破けてPCMが漏れ出す場合があるので、一シーズン使ったら買い替えるのがおすすめです。夏の間、毎日使えば1回あたりの費用はごくわずかです。
上の写真は中のPCMがほぼ溶けた状態のクールリングです。凍結している時は全体は白っぽくなりますが、溶けると水のように透明になります(白色の部分はまだ凍っている)
関連記事:クールリングの比較