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着るクーラーに危険性や体に害は無いの?凍傷は大丈夫?

着るクーラーに危険性や、体に害が及ぶことは無いのか、解説します。

着るクーラーの危険性は?

着るクーラーで想定される危険性を指摘します。

ファンに髪の毛が絡まるリスク

着るクーラーは冷却運転時にファンが回るものが多いです。本体を冷却する目的であったり、あるいは扇風機のように送風する目的でファンが作動します。

着るクーラーは首元に装着するものが多いため、特に髪が長い女性ではファンの中に髪の毛が入り込み、髪の毛が絡まって着るクーラーが故障したり、抜けなくなってしまう危険性があります。サンコー社製などの一部の機種では実際、取扱説明書などにそのようなリスクへの注意喚起が記載されています。レオンポケットの取扱説明書には記載はありません。

首が絞まるリスク

着るクーラーは首元に装着するデバイスなので、何らかの予期せぬ事態が発生することで首が絞まるリスクがあります。

ほとんどの着るクーラーは完全なる輪っか状にはなっていないため通常の使用で首が締まり窒息する危険性は非常に低いですが、例えば就寝時などに使用すると何が起こるかわかりません。取扱説明書をよく読んで、正しい使い方を心がけるようにしましょう。

凍傷のリスクは?

着るクーラーは冷却されたプレートを直接、長時間にわたり肌に直接触れさせて使用します。そこで不安なのが凍傷などのリスクです。

時事通信 家庭の医学によれば、凍傷は通常「-7度以下の冷気に3時間以上」さらされた場合に発生するとされています。0度近い温度でも発生する場合がある、とされています。

一方、一般的な着るクーラーの冷却プレートは約21度まで冷却されます(レオンポケットの場合) 21度という温度は、時期を1ヶ月以上外した寒いプールの水温くらいの温度です。やや温めの水風呂くらいの水温です。21度の水の中に長時間浸かっていると寒くなっていきますが、凍傷になるというイメージは無いでしょう。

低温ヤケドのリスクは?

注意すべき点は低温ヤケドです。

低温やけどは、その名の通り低温に数分~数時間にわたって触れ続けることで起こります。こたつやホットカーペットでも低温やけどが発生することがあります。一般的には44~50度前後で生じるとされています。

着るクーラーの加温プレートは約40度まで加温される(レオンポケットの場合)ため、低温やけどのリスクは高くはないものの、長時間連続の使用は若干のリスクはあるといえます。実際、レオンポケットの場合、加温は1時間で自動でオフになる設定になっています(冷却は何時間も連続で使える)

奈良県医師会のサイトによれば、42度のものに6時間連続で接触すると低温やけどが発生するとされています。機種によっては加温プレートが42度に達するものもある可能性があるため、着るクーラーによる加温はだいたい1時間程度に1回は「休憩」した方が良いでしょう。肌などに違和感を感じたときは、直ちに使用をやめてください。

レオンポケットの取扱説明書にも「1時間に1回程度」肌の状態を確認してくださいとあります。ちなみに、凍傷についての注意書きはありません。低温ヤケドには気をつけてください。