深刻度を増す、近年の真夏の暑さ。実は一部の着るクーラーは、真夏の最も暑い時期の最高気温に耐えることができません。各モデルのカタログに記載された「動作環境温度」を一覧で紹介しした上で、酷暑下で着るクーラーを使うとどうなるのか、実際に使ってみた感想を紹介します。
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着るクーラーの動作環境温度の一覧比較
商品名 | 動作環境 |
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ソニー・レオンポケット2 | 5℃-40℃ |
ソニー・レオンポケット3 | 5℃-40℃ |
ソニー・レオンポケット4 | 5℃-40℃ |
ドウシシャ・Tempo Loop | 5℃-35℃ |
ドウシシャ・Tempo Clip | 5℃-35℃ |
サンコー・ネッククーラーSlim | 35度以下 |
主な着るクーラーの動作環境温度の一覧です。動作環境温度とは、この範囲内の環境下で使用してください、という目安です。
ソニーのレオンポケットシリーズは最高40度までの対応となっていますが、それ以外の着るクーラーは35度までというのが一般的です。35度までの対応だと、真夏の最も暑い時期の最高気温に対応することが出来ません。
そもそもtempo Clipは排熱が悪いため、エアコンが効いた室内で使っても5分程度で冷却性能がほぼ失われますし、サンコーのネッククーラーSlimも冷却性能が弱いという問題点もあります。
動作環境温度が高い着るクーラー
関連記事:着るクーラーの一覧比較表
ソニー レオンポケット4
最高気温40度まで対応できる着るクーラーです。
実際に最高気温35度以上の真夏の炎天下で頻繁に使用していますが、真っ昼間に外を歩いていても確かに冷却性能を一定程度維持することが出来ています(若干落ちている感はある) 屋外の公園でも昼から夕方まで使用しましたが、バッテリー持ちも4時間近く、着るクーラーの中では最長クラスなので使い勝手の面でも優れます。
着るクーラーを使用すると本体が発熱するため、服の中から外に熱を逃がす必要がありますが、レオンポケット4ではエアフローパーツというパーツが標準で付いており、これを取り付けるとより放熱性が高くなり安定して動作します。エアフローパーツの効果もあり、旧型と比べても安定性が格段に向上しました。
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ソニーレオンポケット2
同じく、最高気温40度まで対応できる着るクーラーです。旧型モデルで、価格が安く手に入ることが多いです。
電池持ちが4の半分程度ですが、それでも2時間以上は電池が持つ(実測)のでちょっとしたウォーキングやガーデニングには十分な電池持ちです。ただしエアフローパーツが無いので、若干熱がこもりやすく冷却性能が落ちやすい感はあります。
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