広告

ソニー・レオンポケット4の実機レビュー | 3との違いや特徴を解説

2023年4月20日にソニーが発売したREON POCKET4を購入したので、旧世代モデルと比較しながら、実機レビューをお届けします。

関連記事:着るクーラーの一覧比較表

レオンポケット4の特徴

駆動時間が最大2倍に

レオンポケット4では、3と比較して内蔵バッテリーによる駆動時間が最大2倍に伸びています。バッテリーの容量が大きくなりました。

レベル19時間8時間
レベル28時間6時間
レベル37時間5時間
レベル44時間4時間

最も低い/高い温度でも4時間、ゆるいモードでも8時間以上使えるようになりました。レオンポケット3では冷で最長4.5時間、温で4時間だったので大幅に向上しています。

レベル3で冷:7時間、温:5時間となれば、例えば昼の休憩時に1時間程度、モバイルバッテリーや車のシガーソケットから充電すれば一日中(8時間)の稼働も可能でしょう。温度を緩めるまでもなく1日使えるのはレオンポケット4ならではの強みと言えます。

稼働時間の実測結果は後日この記事に追記します。

吸熱性能が最大1.2倍

放熱機構を大型化したことで、吸熱性能が最大1.2倍に向上しました。より冷たさ・暖かさを感じやすくなっています。

私はレオンポケット2も使っていますが、確かに2と比べて冷たく・暖かく感じます。2と比べて、背中(首下)のより広い範囲にレオンポケットの影響が及んでいるような感覚があります(肌と触れる部分の面積はほぼ同じ)

レオンポケット2と同様に、これだけで炎天下でも涼しく過ごせると言うほどの性能ではないにせよ、冷房や暖房を使うか微妙な温度の部屋では快適に過ごすことが出来ます。屋外活動も少し楽になります。

デザインが変更

1・2・3とデザイン面での変更は小さかったですが、4では大幅に変更されました(上の写真右はレオンポケット2)

本体の大きさは若干、大きくなったかなという感じはありますがほぼ同サイズです。重さも109gと相変わらず軽量です(レオンポケット2・3は92g)

半袖Tシャツと比べても約半分の重量なので、長時間着けていても気になる重さではありません。

装着感

装着用のバンドが付属しています(以前のモデルではバンドは別売だった)

前モデルまでのバンドと比べて、首の鎖骨付近に当たるツルの部分が太く、そして柔らかくなっています。前モデルでも2時間のウォーキングで装着していても痛くなるようなことはありませんでしたが、この形状・材質であれば、より長時間使ってストレスを感じにくいと思います。

上写真、左がレオンポケット4 右がレオンポケット2

気になった点:ファンの音が聞こえる

気になった点としては、冷却運転時に作動するファンの音です。本体を冷却するために作動します。

ファンの音はレオンポケット2と比べて明らかに大きいです。音の大きさとしては、6畳程度の無音の部屋の隅にレオンポケット4を置いて、その反対側の隅に立ってもしっかりと聞こえるくらいの音量です。音質はノートパソコンのファンのような感じで悪くはないものの、耳から30cmも離れていない場所で冷却運転時は常時音が出ているので、室内で使うと気になる方は気になるかもしれません。屋外では全く気にならないです。

加温運転時はファンは作動しません。

放熱性・炎天下での使用は?

気温36度、昼間の屋外で買い物に行く際に着用してみました。屋外滞在時間は合計40分程度でしたが、若干冷却が弱まった感はあるものの、冷たさを感じることが出来ました。

また、真夏の夜、気温30度の環境で約2時間~2時間半にわたり毎週1回、散歩をしていますがしっかり冷却出来ています。レオンポケット4を装着していた方が明らかに快適です。レベル4(最強)で使っても電池残量は30%以上残っているので、実用性の面でも申し分なく、もう手放せばいという感じです。

過去にレビューした着るクーラーの中には5分程度連続で使うと全く冷たさを感じなくなる商品もあったので、レオンポケット4は着るクーラーとして実用に耐えうると評価できます。

標準でエアフローパーツも付属しているので、襟付きの服を着ても排熱が服の中にこもらず使うことができます。エアフローパーツを使うと安定して冷却してくれます。

REON POCKET TAGが新発売

レオンポケット4・3と連携させて使うREON POCKET TAGが合わせて発売されました。

TAG自体はは冷・暖機能は無く、センサーデバイスです。胸ポケットなど、本体とは別の場所に身に着けて周囲の温度や湿度、照度や加速度を計測してレオンポケットのスマートな制御に役立てます。

レオンポケットと連携させずに、温度や湿度などを測定してスマホで確認する使い方も可能です。

まとめ

最大の進化は、バッテリーもちが2倍になった点です。レオンポケット3まではちょっとしたガーデニングやウォーキングに使える程度のものでしたが、レオンポケット4では最長8時間と丸1日の屋外活動に使えるバッテリーもちを実現しています。実用性が格段に向上したと言えます。

レオンポケットシリーズを買うなら、このレオンポケット4が圧倒的におすすめと評価できます。

関連記事:着るクーラーの一覧比較表