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使って分かった!着るクーラーを使うメリット・デメリット8選

着るクーラーを実際に既に使っている私が、着るクーラーを使うメリット・デメリットを実体験をふまえて解説します。使ってみないと分からないこと、使う前にしっておきたかったことをまとめていきます。

着るクーラーを使うメリット

夏は少し涼しく、冬は少し暖かくなる

着るクーラーの最大のメリットは、夏は「少し」涼しく、そして冬は「少し」暖かくなる点です。

身体全体がひんやり涼しくなるとか、暖かくなるというところまではいかないものの、例えば冬場は使い捨てカイロ程度の暖かさを得ることが出来ますし、夏場は小さめの保冷剤を当てているくらいの涼しさを得ることが出来ます。

例えば室内で使う場合、ルームエアコンの設定温度を1~2度緩めても快適に過ごせる程度の加温・冷却能力があります。

関連記事:着るクーラーは実際、暖かいのか使ってみた感想は

電源を必要としない どこでも使える

着るクーラーはポータブル式で、内蔵あるいは外付けのモバイルバッテリーから電源を取ることで一人ひとりに涼しさ・暖かさを供給してくれます。大掛かりな装置ではなく、本体わずか約90g(ソニーのレオンポケットの場合)と軽量で携帯性にも優れています。

電源を必要としないため、使う場所を選ばないという利点もあります。屋内だけでなく、屋外での使用も可能です。また、バッテリー内蔵の着るクーラーであってもモバイルバッテリーからの充電が可能、あるいは一部の機種ではモバイルバッテリーからの給電も可能なので、電源を確保出来ない場所であっても長時間の使用が可能です。

軽い・小さい

多くの着るクーラーは本体重量が200g以下です。200gというと、半袖のTシャツ1枚くらいの重さです。Tシャツ1枚着ても重さはそれほど感じないように、着るクーラーを装着しても負担になるような重さは感じません。中には100gを切る製品もあります。

カバンなどに入れて持ち歩くにも負担にならないサイズ感である点もメリットと言えます。

着るクーラーを使うデメリット

冷却・加温能力は強力とは言えない

着るクーラーの冷却・加温能力はケーキを買うと付いてくる保冷剤や、小さな使い捨てカイロ程度のものです。効果はなんとなく実感出来る程度の能力があるものの、例えばこれを使うだけで炎天下で長時間身体を動かしても熱中症にならなくなるわけでありません(注:着るクーラーは医療機器ではないため熱中症対策効果を謳うことはできない)

例えばルームエアコンを使うか悩む程度の室温の時に着るクーラーを使うと、寒さをしのぐことが出来ますが足の先は冷たいです。真冬や真夏にエアコン無しの部屋で着るクーラーだけで快適に過ごすというのは正直難しい部分があります。エアコンの設定温度を1~2度下げても快適に過ごせる程度の能力と考えてください。

今後、より強力な着るクーラーが発売されることを期待したいですが、強力なものはバッテリーの容量が課題となるでしょう。モバイルバッテリー外付けとなり、重量や取り回しの点でデメリットが生じる可能性があります。

関連記事:着るクーラーは効果無い?!実際に使ってみた感想は・・

電池持ちが短い

本体にバッテリーを内蔵している着るクーラーの場合、例えばソニーのレオンポケットシリーズではバッテリー持ちは最長4.5時間程度となっています。最も強力なモードでは1時間しか電池が持ちません。

外付けのモバイルバッテリーから給電すれば、例えば10000mAhのモバイルバッテリーを接続するとレオンポケット3は最長61時間、最も強力なモードでも8時間(いずれも冷却モード)もちます。

ランニングなど身体を少し強めに動かすとズレる

私は自宅でのパソコン仕事の際や、ウォーキングの際に着るクーラーを使用しています。

例えば2時間程度のウォーキングでも、着るクーラーが途中でズレてしまうことは無く、家に帰るまでに位置を調整し直す必要も無く加温・冷却してくれます。フィット感は見た目より優れています。

反面、少し強めの動きをすると密着感が低下します。例えばランニングをする際、両足が地面から浮いた状態から地面に着地するまでの瞬間に、レオンポケットは身体との密着感が損なわれ、冷却・加温感が低下します。ズレ感も生じるため、ランニング時には十分なメリットを発揮出来ないです。

冷却運転時にファンの音がする

一部の着るクーラーは本体に送風用のファンを内蔵しています。

私が使用しているレオンポケットの場合、ファンは冷却運転時に作動(加温運転時は作動無し)していますが、ファンの音が耳に届きます。

嫌な感じの音質ではないものの、ノートパソコンのファンのような、静かな室内では人と人が1対1で会話をする距離まで離れても会話の相手までファンの音が聞こえるくらいの大きさです。屋外であれば、音はほぼ気にならないでしょう。

屋内での接客仕事には向かないと言えます。

本体価格がそれなりに高い

ソニーのレオンポケットシリーズの場合、2万円以上という価格です。安いものでも1万円近いお値段です。多くの人にとって手が届かない値段ではないものの、手を出しやすい価格でもありません。

本当に効果があるのかなど、購入にあたって不安がある場合はレンタルで試してみることをおすすめします。送料込で数千円程度という価格で着るクーラーを手軽に試すことが出来ます。

関連記事:着るクーラーのレンタルはどこで出来る?