クールリングを凍結する方法を、実体験に基づくレポートを交えながら解説します。
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クールリングの凍結方法
冷凍庫
最もベーシックかつ、早く凍結できる方法です。
冷凍庫の庫内温度など条件にもよりますが、最短15分程度、時間が掛かっても30分あれば凍結できます。クールリングを2つ用意しておけば、冷凍庫凍結でローテーションで問題なく使えるはずです。
冷蔵庫
クールリングは28度で凍結する(製品によっては18度)ので、冷蔵庫でも凍結することが可能です。冷蔵庫の庫内温度は通常2~5度程度なので冷蔵庫でも問題なく凍結します。冷凍庫と比べるとやや時間は掛かり、30分以上が目安になります。
流水
東京都水道局の計測結果によると、蛇口から出る水道水の温度は最も高くなる8月でも平均約26度とされています。28度で凍結するクールリングであれば、水道水(流水)でも凍結することになります。
常に水を出しっぱなしにするのではなく、洗面器などに水を張り、その溜めた水の温度が上がらない程度に蛇口を少しひねってかけ流しにすると水の節約になるでしょう。溜めた水に直射日光が当たると温度が上がってしまうので、その点にも注意が必要です。
井戸水は年間を通じて温度が一定で、15度前後である場合が多いので井戸水や湧き水を使える環境では真夏でもより早く流水凍結が可能です。
常温(非高温時)
実はクールリングは常温でも凍結します。
室温26度の、冷房を使うほどではないが少し暑い部屋で使用して完全に溶け切った後、そのまま机の上に放置した結果、4時間で全体がやや固いシャーベット状になるまで凍結が進みました。その後翌朝まで放置した結果、完全に凍結していました。室内に置かれた空気清浄機に表示された室温は翌朝時点でも26度でした。
経過時間 | 26度の室内に 放置した結果 |
---|---|
4時間 | 70%凍結 やや柔らかさが残る |
6時間 | 80%凍結 |
14時間 | 100%凍結 カチカチ |
ただし、室温がクールリングの凍結温度を上回る場合や、直射日光が当たる場合はうまく凍結しないので注意してください。真夏でエアコンを使わないという条件だと凍結しづらいと思います。逆に、真夏でもエアコンを使用している部屋では室温でも凍結します。
実際、28度凍結タイプのクールネックリングを使っていますが、エアコンの設定温度27~28度の部屋に一晩置いておけば翌朝にはカチカチに凍っています。21度凍結タイプはさすがにエアコンの効いた室内では凍結しないでしょう。
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屋外では?
屋外で再凍結する場合は、保冷剤とフェイスタオルをおすすめします。
凍った状態の保冷剤と一緒に、クールリングをフェイスタオルで包むとクールリングが凍結します(時間は掛かります) 炎天下で持ち運ぶ場合も、この方法がおすすめです。クールリングが溶けずに持ち運ぶことが出来ます。
クールリング専用のキャリーケースの方が、より効果的に凍結できます。