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クールリングと着るクーラーの比較 | 両方使ってみたメリット・デメリット

クールリングと着るクーラー、両方実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめます。

着るクーラーのメリット

関連記事:着るクーラーの一覧比較表

より冷える

着るクーラーの方が、クールリングと比較してより強い「冷却感」を感じることができます。実際、肌にふれる部分の温度は以下のような差があります。

着るクーラークールリング
約21度約28度
(18度という商品もある)

着るクーラーの冷却部分は約21度(レオンポケットの場合)まで冷却されますが、クールリングは約28度で溶ける仕様のため冷たさという点では着るクーラーに軍配が上がります。

実際に使ってみても、着るクーラーの方がクールリングよりも強い冷却感があり涼しく感じます。

より長時間使える

着るクーラーの方が長い時間使うことが出来ます。

着るクーラー
レオンポケット4
クールリング
レベル1:9時間
レベル2:8時間
レベル3:7時間
レベル4:4時間
28度タイプ:1~2時間
18度タイプ:15~30分

冷却効果の持続時間は着るクーラーの方が圧倒的に長いです。

クールリングは外気温に左右される部分が大きく、気温が35度を超えるような環境下では1時間もたないこともあります(上表は気温28度の場合の持続時間) 着るクーラーも炎天下では持続時間が短くなる傾向がありますが、それでもクールリングと比較すれば2倍以上の時間使うことができます(レオンポケット4の場合)

着けていることが外から見えづらい

クールリングは着けていると、外から見えます。隠すことはかなり難しいです。けっこう目立ちます。ウォーキングなどで人目に触れにくい環境ではそれほど気にならないとは思いますが、人前に着けていくのは気が引けてしまう方も少なくないかもしれません。

一方、着るクーラーは機種によっても異なりますが、ソニーのレオンポケットシリーズの場合は着けていることが外から見えづらいです。服装にもよりますが、襟付きの服を着ていれば完全に隠れます(襟の無いTシャツなどでは見えてしまいます)

クールリングのメリット

本体価格が安い

着るクーラー
(レオンポケット4)
クールリング
2万円前後1000~3000円

クールリングは安いものだと1000円程度から、高いものでも3000円程度で購入できます。

一方、着るクーラーは製品によっては1万円程度で購入できるものもありますが、ソニーのレオンポケット4の実勢価格は2万円程度となっており、価格が約10倍ちがいます。

充電がいらない

着るクーラーはUSBで充電が必要です。充電はスマホを充電できるモバイルバッテリーからも可能なので、必ずしもコンセントが無い場所でも充電は可能ではあります。

クールリングは電気を全く使わないため、充電の必要がありません。冷凍庫か冷蔵庫で凍結するほか、気温が28度以下であれば室温でも凍結が可能です(26度の室温で約一晩かかりました) また、流水での凍結も可能です。真夏の水道水は約26度なので、時間は掛かるものの凍結できる場合があります。

水に濡れても全く故障しない

着るクーラーは防滴仕様となっていることが多く、汗やちょっとした雨くらいなら濡れても壊れにくい仕様になっています。ですが完全防水ではないため、水没すると故障する可能性が否定できません。

一方、クールリングは電子製品ではないため完全に水没しても故障することがありません。そもそも流水に浸して凍結させることが推奨されているため、水没することを前提としているわけです。本体はゴム手袋(天然ゴムでないもの)と同じポリウレタン製で防水性があり、中に入っているPCMという素材が溶けて液体になっても漏れ出さないようになっているので、外から水が染み込むこともありません。

水に濡れることが多い環境では、着るクーラーよりもクールリングの方が適していると言えます。

ランニング中でもズレにくい

着るクーラーでもウォーキング程度の強度の運動であれば全く問題ありません。実際、2時間程度のウォーキングで着るクーラーを装着して出かけることがありますが、途中でズレることも無くちゃんと使うことが出来ます。ガーデニングやゴルフにも、着るクーラーは問題無く使えるでしょう。

ですが着るクーラーを着けてランニングをしてみると、冷却プレートが肌から一瞬浮いてしまうような感じがあり、冷却感が損なわれてしまいました(肌に密着していないと冷却できない) クールリングはランニング時でもズレにくいので、ランニング時、あるいはサッカーやテニスなどのスポーツ時には着るクーラーではなくクールリングが適していると言えます。

併用も可能です

ソニーの着るクーラー、レオンポケットシリーズとクールリングは併用が可能です。一緒に装着しても干渉せず、ダブルで涼しさを感じることが出来ます。併用できる環境では併用がおすすめです。涼しいです。

サンコー製の着るクーラーだとクールリングと同じ位置に装着する必要があるため、クールリングとの併用は難しいでしょう。

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